学生の借入での支払い滞納の影響について
学生がカードローンなどでお金を借りるには、アルバイトなどで収入を得ていなければなりません。
また、限度額が低いので計画的に利用していれば返済できなくなることはありませんが、使い過ぎて滞納を起こすといくつか問題が起きます。
まず、親に内緒で借りられるローンを利用していた場合、自宅に督促状が送られてきたり、状況を確認する電話がかかってくるので親にお金を借りていることがバレてしまう危険性があります。
クレカ作成やローンが組めなくなる?
遅延損害金が発生することも大きな問題となります。
1日ごとに通常の金利に上乗せされて損害金が追加されるので、延滞が続くと余計な出費が増えます。
これによりさらに返済が困難になってしまうので、早めに延滞を解消しなければなりません。
信用情報に傷が残ってしまうため、今後のクレジットカード作成やローンの利用も困難になります。
延滞が2か月以上継続した場合、個人信用情報機関に異動情報として記録されます。
クレジットカードなどの審査で参照される情報であり、異動情報があると信用を得られず、審査に通らなくなります。
この記録は5年間は残るものであり、また、利用していた金融機関には独自の記録が残されているので、5年以上経過しても再契約はほぼできなくなります。
2か月経過する前に返済を行えば個人信用情報機関に記録されることはありませんが、利用している金融機関の信用は失います。
返済を行うまでは追加の借り入れはできなくなり、限度額を引き下げられることもあります。
延滞を繰り返し過ぎていると、返済しても借り入れが復帰しなくなる場合もあります。
さいごに
なお、異動情報の記録が残っていても就職活動に影響を及ぼすことはありません。
個人信用情報機関の記録は、お金の借り入れなどに関連するときにしか参照できないので知られることはありません。
ただし、自己破産した場合は一般でも参照可能な官報に名前などが記載されます。
金融機関がこれをリスト化していることがあるので、そこへ就職しようとするとバレる可能性があります。