学生の間にお金を借りると就活に不利という噂がありますが、影響はありません。
まず、お金を借りるためにカードローンやキャッシングの契約をすると個人信用情報機関に記録されますが、返済の遅延を起こさなければ全く問題のない情報です。
キャッシングすると就活が不利になる？
遅延をしたり債務整理に陥った場合には異動情報が記録され、5年間は残ります。
ただし、これはクレジットカードやローンの契約に対しては大きな悪影響を及ぼし、審査に通らなくなってしまう重大な問題ですが、就活では記録によって試験に落とされる心配は基本的にありません。
返済の遅延や任意整理では個人信用情報機関に記録されるだけであり、これは金融機関が融資の審査などの際に参照が認められている情報です。
そのため一般企業では金融関連のトラブルを起こした経験があったとしても知ることができなくなっています。
返済で延滞すると履歴が残る？
個人再生や自己破産をした場合には官報にも氏名や住所などの情報が掲載され、直近のものであれば誰でも無料で閲覧でき、過去のものも有料で閲覧できますが、これも一般企業が調べるものではないです。
ただし、金融機関であれば個人信用情報機関の記録を参照できるので、そこを希望する場合に影響する可能性が全くないとは言い切れないので注意しましょう。トラブルを起こした金融機関やそのグループ会社に就職しようとした場合も自社記録で気付かれることは考えられます。
さいごに
採用試験で何を重視するのかは企業によって異なりますが、少なくとも金融機関以外に就職を希望するのであれば、面接の際に自分で多額の借金をして返済に困っている、または遅延を起こしたなどを話して無計画さを露呈しない限り、会社側がそれを知る方法はないので就活に不利になると心配しなくても良いです。
しかし、学生でアルバイトの収入しかない状態でお金を借りて返済の遅延を起こすと就職して給料を得られるようになってもクレジットカードやローンの契約ができなくて困ることがあるため、利用しすぎない方が良いでしょう。